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乳がん予防にはイソフラボン
日本人女性において、乳がん患者は年々増加傾向にあります。
身体の成熟が早まり、高齢での出産が増えたことで、現代の女性は昔の女性よりも、女性ホルモンにさらされる期間が長くなっています。
ストレスの多い生活に加え、かつて和食が中心だった食事も、肉が中心の欧米化した食事へと置き換えられるように。
こうして時代の変化とともに増加する乳がんのリスクを少しでも下げるためには、毎日の生活の見直しが大切です。
和食中心の食生活を
肉や油たっぷりの高脂肪、高カロリーな食事は肥満につながります。
肥満は多くの病気の原因となることはご存知の通りですが、乳がんも例外ではありません。
乳がんは、エストロゲンの過剰分泌が原因とされていますが、皮下脂肪はエストロゲンを蓄える貯蔵庫のような役割をもっています。
そのため、脂肪が多ければ多いほどエストロゲンが大量に蓄えられることになります。
余分な油を抑えてヘルシーな食事に切り替え、過剰なエストロゲンのはたらきを抑制する、イソフラボンの豊富な大豆食品を加えましょう。
大豆、豆腐、油揚げ、おからなどは、和食の献立に相性の良いものばかりです。
カロリーも低く、良質な植物性たんぱく質がとれて栄養豊富なため、ダイエットにも役立ちます。
飲酒、喫煙は控えめに
過度な飲酒、喫煙は、乳がんだけでなくさまざまな病気の原因になります。
とくに喫煙をする人の乳がん発症リスクは、そうでない人の約4倍といわれています。
普段喫煙をしない人でも、周囲の喫煙者からの受動喫煙に気を付けなければなりません。
ストレスの発散方法を見つけよう
ストレスを受け続けることは、エストロゲンの過剰な分泌を促します。
自分なりのストレスの発散方法を持っておくことは、乳がんの予防をはじめ、健康を維持する上で重要です。
乳がんの発症には、初潮や閉経の時期、出産・授乳経験なども少なからずかかわっているといわれており、自分ではコントロールできないことも原因の一つになり得ます。
だからこそ、食事や生活習慣など自分で意識して改善できることがあれば、少しずつでもリスクを減らすことを心がけましょう。