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イソフラボンを摂っても50%の人しか効果ないって本当?
全ての人がイソフラボンの効果を得られるわけではない、ということをご存知でしたか?
毎日大豆食品やサプリメントでイソフラボンを摂取するよう、努力している人にとっては衝撃の事実ですが、それは一体なぜなのでしょうか。
イソフラボンの効果を得られるかどうかは、「エクオール」という成分にかかっています。
エクオールは、その効果の高さから「スーパーイソフラボン」の別名で呼ばれることもあるほどです。
1.エクオールとは
エクオールとは、イソフラボンの代謝物です。
イソフラボンの中でも「グリコシド型」に比べて吸収率の良い「アグリコン型」は、さらに3つの種類のイソフラボンに分類されます。
そのうち「ダイゼイン」というイソフラボンが腸内細菌のはたらきによって「エクオール」に変換されることで、身体により吸収され、作用しやすくなります。
逆にいうと、エクオールに変換されないイソフラボンは、身体にほとんど作用しないということになります。
2.エクオールを作れる人、そうでない人
エクオールを作り出せる人には、いくつかの条件がそろっている必要があります。
まず始めに腸内環境が整っていて、「エクオール産生菌」という菌が住んでいること、そしてその菌が活発にはたらいていることなどです。
そして、エクオール産生菌の有無にはイソフラボンの摂取が関係しており、イソフラボンを日常的にとっている人ほどエクオール産生菌が多く、活発であることが分かっています。
エクオールを作り出せる人は日本人の約半分、欧米では1/3以下しかいないとされています。
日本人の方が多い理由は、欧米人に比べて昔から大豆食品をとることが習慣づいていたためです。
3.自分はエクオールを作れる?
自分がエクオールを作れるのか、そうでないかを簡単に知ることのできるキットが販売されています。
測定方法は、自宅で尿をとってポスト投函し、2週間ほどでその結果が送られてくるというものです。
結果は5段階にレベル分けされており、レベルが高ければ高いほどエクオールが作れている可能性が高いということです。
インターネットでの購入も可能ですから、気になった方は是非一度試してみてはいかがでしょうか。
4.測定結果が悪くても、諦めるにはまだ早い!
たとえ「エクオールを作れていない」という測定結果が出たとしても、そこで諦めてはいけません。
今までイソフラボンを毎日摂取できていなかった人は、少しずつでも摂取できるよう習慣を変えていきましょう。
今は思うような結果が出なかったとしても、イソフラボンの継続摂取で結果が変わる可能性があるからです。
一度で諦めず、定期的に調べてみましょう。