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イソフラボンと牛乳の相乗効果
イソフラボンが豊富なものの代表として、大豆製品があります。
豆乳、きな粉などの大豆製品は、単体でとるよりも牛乳などの乳製品と一緒にとることで、相乗効果が期待できます。
1.おすすめの組み合わせ
特におすすめの組み合わせは、きな粉牛乳です。
コップ一杯の牛乳に対して、きな粉を大さじ1〜2ほど、お好みに合わせて入れてください。
ホットミルクに入れても、体が温まってほっとします。
甘さが足りないときは、砂糖よりもオリゴ糖などのお腹に優しい甘味料を使うとよいでしょう。
朝起きてすぐ、食事などから栄養を取り入れる前の時間に飲むのが効果的です。
毎朝1杯のきな粉牛乳は、健康と美しさを保ってくれます。
2.きな粉の特長
きな粉は、大豆製品の中でもっともイソフラボンが豊富な食品といわれています。
イソフラボンの一日の必要摂取量を満たすには、豆腐であれば一丁、納豆であれば2パックです。
これを毎日続けるのは、難しいという人もいるかもしれません。
ところが、きな粉でなら、大さじ一杯で一日の必要摂取量が補えます。
きな粉は消化も良いですし、効率的で手軽にとることができる大豆製品です。
また、大豆オリゴ糖と食物繊維も豊富で、便秘の解消にも一役買ってくれます。
イソフラボンには代謝アップ効果もあるため、きな粉牛乳はダイエットにも良いとされています。
ダイエットで不足しがちな他の栄養を補うこともでき、一石二鳥にも三鳥にもなる食材です。
3.骨粗しょう症予防に
更年期以降の女性は閉経を機に、卵巣から分泌されるエストロゲンの量が減少していきます。
エストロゲンの減少によって、さまざまな身体的・精神的な変化が表れますが、その中の一つに骨粗しょう症のリスクを高めることも分かっています。
骨粗しょう症は、骨の密度が低下し、骨がすかすかになる病気です。
ちょっとしたことで骨折してしまったり、治りが遅くなるなど厄介な病気です。
エストロゲンは、骨からカルシウムが流れ出てしまうのを防ぎ、カルシウムを貯めておくはたらきがあります。
分子構造の似たイソフラボンを摂取すれば、エストロゲンに代わって骨粗しょう症の予防にも役立つのです。
更に、イソフラボンのはたらきと合わせて、牛乳からカルシウムを補給することで、相乗効果が期待できます。
きな粉にもカルシウムが含まれていますが、さらなる効果を期待するのであれば、牛乳からもカルシウムを摂取するのが効率的でしょう。